【アニメ映画感想】アニメーション映画史に革命を起こした!?「スパイダーマン:スパイダーバース」

アニメ感想

 アニメーション映画の最高傑作!!「スパイダーマン:スパイダーバース」の感想記事です。

 ソニーが作るスパイダーマンはどうしてここまで魅力にあふれているんだろう。

 少年の心を持った人間誰もが熱狂するソニー製スパイダーマンがついにアニメで登場しました!!

 こんなスパイダーマンの物語が見たかったという王道な展開から革新的な映像表現!

 まさにアニメーション映画の最高傑作!!

 上映した年のアカデミー賞のアニメーション賞やゴールデン・グローブ賞のアニメーション作品賞をダブルで受賞しただけはあります!! 

こんな人は見て!

これぞヒーローって作品を見たい方

熱い気持ちになりたい方

少年の心を忘れていないあなた!!

 に見てもらいたい作品です!

 続編の「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の感想も上げました!!

 【アニメ映画感想】もはや芸術の域!これがアニメーションの最高峰!「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」スパイダーマンの運命をぶっ壊せ!!

あらすじ

 スパイダーマンことピーター・パーカーの突然の訃報により、ニューヨーク市民は悲しみに包まれる。

 13歳のマイルス・モラレスもその1人……そう、彼こそがピーターの後を継ぐ“新生パイダーマン”だ。

 ピーターの死は、闇社会に君臨するキングピンが時空を歪めたことでもたらされた。

 しかし若きマイルスには彼の更なる野望を阻止するパワーはない。

 「彼に替わって“守る”」

 と誓ったものの、不安だらけのマイルス。

 そんな彼の前に突如現れたのは……死んだはずのピーターだった!

 ただ、ピーターの様子が少しおかしい。

 無精ひげ、少し出た下腹、適当な性格。

 このやつれた中年ピーターは、キングピンが歪めた時空に吸い込まれ、全く別の次元からマイルスの住む世界に連れてこられたのだ。

 マイルスは真のスパイダーマンになるため、ピーターを師とし、共に戦う決意をする。

 「俺達しかいない――世界を救えるのは」

 二人のもとに、別のユニバースから導かれて来たスパイダーマン達が集結する。

 女性スパイダー・グウェン、白黒の男スパイダーマン・ノワール、カートゥーンキャラのスパイダー・ハム、日本アニメ風のペニー・パーカーと彼女が操るパワードスーツSP//dr。

 キングピンの計画を阻止し、全てのユニバースを元に戻す戦いに、個性豊かなスパイダーマン達が挑む!!

感想

アメコミがそのままアニメーションに!?アニメ史上最高のアニメーションを堪能!!

 スパイダーマン:スパイダーバースの1番の凄さと言えば、絶対にアニメーションの深みです!!

 上記のあらすじで紹介したように、各キャラクターが違う世界観を持った表現で描かれているんです。

 特に凄いのが、カートゥーン調のスパイダー・ハムと、日本のアニメ風のペニー・パーカーちゃんの表現です。

 この2人は完全に作品の世界観が違います。

 であるのに、無理にスパーダ―バースの世界観な作風にするのではなく、完全に違う作風のまま登場させて動かしているんです。

 これに全く違和感を感じることはなく、見事に調和された映像に映画館でびっくりしながら見ていました。

 もう1点!吹き出しなどを使ったコミック的な表現が凄い!!

 クモにかまれたマイルスが初めてスパイダーセンスを発動するシーンの吹き出しや、スパイダーセンスが発動される瞬間の頭の上にマークが出てくる演出。

 まさにアメコミをそのまま動かしているような表現なんです!!

 この表現方法だけでも凄いのに、さらに上記で説明した世界観の融合まで成功させてるので、「スパイダーマン:スパイダーバース」は本当に凄い作品です!!

 アメコミの表現がよくわかるシーンとして、映画の最初にコミックス・コードが出てくるんですよね。

 まさにコミックです!って主張している演出ですよね。

 他にも、ユニバースを表現する際のラストのスパイダーマン達VSヴィランの映像は圧巻の一言。

 あの映像作るのにどれだけの苦労があったのか想像すると…。

これぞスパイダーマンと思える王道ストーリー。

 本作の主人公は、皆さんおなじみのピーター・パーカーではありません。

 あらすじでも書いたように、ピーター・パーカーはすぐに物語から退場します。

 そして、本作の主人公が、若干13歳の少年マイルス・モラレスなんです!

 この思春期ど真ん中の主人公の葛藤が視聴者の心に刺さりまくり。

 マイルスはとっても頭のいい子なんです。

 そのおかげで、普通の中学校ではなく、超エリート学校に入学できました。

 ですが、マイルスはそんな進学校よりも、友達のいる地元の中学校に通いたいという思いを持っています。

 ですが、それを親に認めてもらえません。

 そのことが確執となって、親とうまくいっていないマイルス。

 もちろん学校でも友達のいる描写はなし。

 そんなマイルスの唯一の理解者が叔父さんのアーロンでした。

 このアーロンの前だけでは素直なマイルスが良かったです。

 このように、マイルスは、視聴者の誰もが中学生だった時に持っていた悩みを抱えた普通の中学生でした。

 それがひょんなことからスパイダーマンの能力を得ることで物語が動き出しますが…。

 スパイダーマンの力を得て世界を守るために動こうとするマイルスに対して、別の次元から来た先輩スパイダーマンたちが理解を示していく展開が良き!!

 他の映画でいうと、ベストキッドを見ているような気分になりました。

 マイルス・モラレスが最高のヒーローになるための物語と思っていただければと

一人じゃない、仲間がいる。

 この言葉は、スパイダーマン:スパイダーバースのキャッチフレーズにもなっている言葉です。

 スパイダーマンは、スパイダーセンスなど普通の人間とは違う特別な力を得たものの孤独。

 スパイダーマン:スパイダーバースは、この孤独を分かち合っているのがいいんですよね。

 ソニー作品のスパイダーマンの魅力として、ある日急にクモにかまれたピーター・パーカーが親愛なる友人スパイダーマンへと成長していくストーリーですが、この中にヒーローとしての責任や孤独がよく表現されていました。

 ソニーのスパイダーマンが好きな視聴者たちは、このスパイダーマン:スパイダーバースのスパイダーマンたちに好感が持てるはずです!!

 それが、今回は同じ境遇のスパイダーマンがたくさんいるので、みんながそれぞれの孤独を共有したうえで戦うのが熱い展開です。

 まさに、「一人じゃない、仲間がいる」なんですよね。

お得に見るなら!

 スパイダーマン:スパイダーバースについては、見放題の料金内で見ることができる配信サイトはありませんでした。

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ネタバレあり感想

 ネタバレ注意!

 ここから映画を見終わってから見てください!!

マイルスの成長が王道ながらも胸打たれる!!

 ネタバレなし感想でもマイルスの成長が良いと書いていますが、ここではネタバレありで話します。

 マイルスって凄い魅力的な主人公だと思いませんでしたか?

 13歳という多感な時期。

 しかも、自分が望んでいないのに親からは過大な期待をかけられてつぶれそう。

 私は、大人なので、マイルスのお父さんの気持ちは凄いわかります。

 いい学校に出た方が将来の選択肢が広がるのは間違いありません。

 将来の選択肢の幅を広げるためにも息子にはいい学校を出てほしいという気持ちがよくわかります。

 でも、13歳にそれを言ってもわからないですよね。

 自分たちが13歳の時に、大人たちから、「いい学校行った方が良い。だから勉強しろ。」ってさんざん言われますよね。

 私も子供のときよく言われました。

 ですが勉強しませんでした…。

 かといって、今の人生に何も不満はありませんが、確かに、勉強頑張っていい大学出た方が、将来の選択肢が広がるのはよくわかりました。

 なので、私に子供ができたら、やっぱり勉強はした方がいいって言うだろうなぁ。

 その親側の気持ちとマイルスの気持ちがズレているところから物語が始まります。

 そして、学校ではマイルスは正直浮いていますよね。

 学校でも居場所がないマイルスが自己主張する方法がグラフィティでした。

 グラフィティで自分の気持ちを絵に表現することがマイルスのストレス解消なんでしょうね。

 それを理解してくれているアーロンおじさんが良いキャラしているんですよね。

 間違いなくマイルスがつぶれずにすんでいたのはアーロンおじさんがいたからです!

 ですが、アーロンおじさんが実は敵だったという展開はつらかったです。

 物語序盤からマイルスが頼りにしていた人間が自分を殺そうとしていたって展開がスパイダーマンらしいところですよね。

 そして、ベンおじさんではなくアーロンおじさんの死がマイルスを追い詰めます。

 ただでさえ、他のスパイダーマンたちと違ってスパイダーマンの力を得たばっかりのマイルスは足手まといでした。

 その足手まといというのが、マイルスとして辛いんでしょうね。

 この辺りのマイルスの沈んだ気持ちを後半から徐々に立て直していき、最後には死んだピーター・パーカーのスパイダースーツを自分流にアレンジしたブラックなコスチュームに!!

 このコスチュームが最高にカッコいいんですよね。

 黒と赤、湘北の色だ…という冗談はさておき、私黒と赤のコンビが大好きなんです!!

 最初にあのスーツをお披露目した時の映画館での興奮は忘れません!!

もう1人の主人公ピーター・B・パーカーも最高!!

 スパイダーマン:スパイダーバースの主人公はマイルスですが、私はこの無精ひげ生やして下腹が出てきたスウェット姿の中年、ピーター・B・パーカーがもう1人の主人公だと思っています。

 正直ピーター・B・パーカーメインで1本映画作ってもらいたいくらい好きです!!

 このピーターは、ドロップアウトからの再生ですよね。

 ヒーローとして活動して、メイおばさんを亡くし、MJとも離婚してしまう…。

 ヒーローとして活動してきた結果がこれっていうのはあまりにも切ない。

 実際に、30過ぎたおっさんがスパイダースーツ着たままバスタブの中で体育座りしながらシャワーの水に打たれて泣いてる絵を見るとこっちも泣けてくる…。

 そんな希望を失ったピーター・B・パーカーですが、ひょんなことからマイルスの次元に飛ばされます。

 それによって、マイルスの師匠という立ち位置で存在感を発揮しました。

 自分と同じピーターという存在がすでに亡くなっていて、そのことでMJが悲しそうにしている姿を見たことでやり直そうという気持ちが湧いたんでしょうね。

 また、マイルスという、ヒーローとしても人間としてもまだ未熟な人間を見守ったことで、マイルスからも勇気をもらったんでしょうね。

 最後に自分の次元に戻ってからMJに会いに行ったピーター・B・パーカーがめちゃくちゃよかったです。

 あと、彼はギャグに関しては、ボケもツッコミも高度にこなせるから貴重ですよね。

 スパイダーマンたちの中でも年長なのでリーダーシップも取れてましたし。

 22年間スパイダーマンをやっていただけはありますよね。

まとめ

 

 歴史に残ること間違いなしの本作「スパイダーマン:スパイダーバース」をまだ見たことがない人は要チェック!!

 見たことがある人でも、年に1度は見返したくなるのがこの作品。

 アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞のダブルノミネートした実力は間違いなし!

 王道ヒーローストーリーを見たい方は必見ですよね。

 続編の「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」も必見ですよ!

 【アニメ映画感想】もはや芸術の域!これがアニメーションの最高峰!「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」スパイダーマンの運命をぶっ壊せ!!

以 上

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