【本感想】北方謙三「水滸伝」これぞ漢!!自分の生き方を決定付けた必読書

読書感想
  •  最近何かに感動していない、心を動かされていない人たちに読んでもらいたい
  •  初めてのブログ記事!その記事にふさわしい作品として、今まで1000冊以上の本を読んできた私が自信を持って皆に勧めたい作品の1つを紹介します

この作品の素晴らしいところはこれ!

熱い!熱すぎる!!登場人物たちの生き様をこれでもかと濃縮

  とにかく物語の熱量が凄い

  合戦シーンの臨場感

  108人の生き様を見よ!!

とにかく物語の熱量が凄い

 

  読者を飽きさせないテンポの良さ

  勝つか負けるかのハラハラ感

  登場人物の生き様に泣いて泣いて泣きまくる

  読者がまさに109人目の梁山泊の英傑!のような感覚で読める没入感

  登場人物が個性豊かで飽きさせない!

  そのため、出てくる登場人物の多さに比べて、あれ?こいつ誰だっけ?と読む手が止まることがない

 他の作品であると、私みたいな記憶力があまり人間は手が止まって過去の頁に戻ったりしますが、この作品にはそれがない

  その結果、物語に引き込まれる

合戦シーンの臨場感

 

 とにかく文章が短い!

 これなら伝わってくれるギリギリを知っている文章

 まさに魂を込めた小説と言っても過言ではない

 ハンターハンターの凝で見たら間違いなくオーラが溢れて見える

108人の生き様を見よ!!

 とにかく108人(水滸伝は1人1人を星の名前がついているため、百八星と表現されています)が個性あふれていて素晴らしい

 どういった経緯で梁山泊入りするのかにそれぞれのドラマがあって読んでいて飽きさせない! 

  あなたの推しの百八星が必ず見つかる!!

 108人の梁山泊の英傑たちも捨てがたいですが、ほかのサブキャラも素晴らしい人物たちばかり!!

 ネタばれをしたくないのでこれ以上は書きません

  電車の中で涙が止まらなくなり、それを恥ずかしいとも感じず頁をめくり続けた作品です

 私の感想を詳しく読むくらいならもう本を読め!!

 すみません熱くなりました

 読んだ読者の方に好きな人物アンケートを取ったらばらけるでしょう!

 初めて読んだ年齢、精神状態、社会的地位などで変わってきそうです

 いつか北方大水滸シーリズ好きな登場人物という誰得な記事をあげてもいいのだろうか

そもそも水滸伝とは?

  水滸伝といえば、三国志等と並ぶ中国での「四大奇書」の一つとして知られています

  三国志といえば、日本でも色々な作品が出ているので皆さんもご存じだと思います

  それに比べ、水滸伝については三国志ほどの知名度はないのかなと思っています

どうして水滸伝が三国志ほどに知名度がないのかなと自分なりに考えた結果

 

 

  三国志は実話をベースにしており、水滸伝は実話ではない

   ※日本で例えると、三国志は戦国時代小説、水滸伝は真田十勇士のイメージ

   三国志の最初の軸は三兄弟を覚えれば物語を作れるが、水滸伝は108人と多い

   水滸伝は古い物語であり、年代が経つにつれ物語の内容が変化していった結果物語がぐちゃぐち    ゃになってしまっているらしい

   実際に作者の北方謙三先生もインタビューでそのようなことを言っていました

  これを日本人が整合性を保ちながら、さらに108人の見せ場をしっかりと作って物語に落とし込むということが大変だと思って敬遠していったのだと思います

  それを素晴らしい物語にしたのが北方謙三先生です!!

 原典の水滸伝を知らなくても楽しめる?

  楽しめます!!

  私自身も原典の水滸伝を知りませんでした

  知らないことが逆に良いとなるかもしれない

  なぜなら、この作品は原典を基にしていますが、北方謙三先生オリジナル!!

  特に、原典に比べて登場人物の性格などが大きく変わって魅力的になっている人物が多数存在します

  何より原典に比べて魅力的になっている人物を1人あげると

    童貫というこの物語のラスボスといっても過言ではない人物

  この物語を一番面白くしてくれた良い改変だったと思います

  原典の童貫の小物っぷりと言ったら驚いた

  あれっ?あのかっこいい童貫はどこにいってしまったのかと目を疑いましたもん

巻数がたくさんあって読めるか心配

  そんなこと気にするくらいなら行動しろ!読め!!

 読み始めれば巻数なんて気にならなくなります

 読めば次へ次へと手が止まらなくなること間違いない

続編として、楊令伝、岳飛伝と続く…

  水滸伝全19巻を読み終えた~

  読めばわかります

  ここで終わりません

  そして、最後まで読んだ読者なら楊令伝へと手を伸ばしていくことでしょう

原典も知りたくなるかも

  ここまで素晴らしい作品!原典も知りたくなりませんか?

  私は実際に知りたくなりました!

  そこで、中国のドラマ「水滸伝」を見てみることをお勧めします!

  余談ですが、この作品の影響で幻想水滸伝ⅠⅡというゲームをやりました

まとめ

 私が記事にする作品ごとに気に入った言葉などを残して結びの文としていきたいと思っています

 正直この作品は名言しかないと言ってもいいくらい言葉の宝庫です

 その中で選んだのは、最終巻の帯に記載されているこの言葉!

 はじめて梁山泊 に掲げたのが、この小さな旗だった。

 この旗が、お前の心に光を当てる

   

  この「お前の心に」というのは誰に向けてなのか…

最後まで読んでいただきありがとうございました。

                                         以 上

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