「なんだか、最近毎日がつまらないなぁ」
「何にもやる気が起きないや」
などと考えているあなたにオススメの漫画を紹介します。
漫画「ROOKIES」(ルーキーズ)は、野球漫画が好きな人、青春漫画が好きな人にオススメです。
毎日が充実していない人にぜひ読んでもらいたい漫画となっています。
私がこの記事を書こうと思ったきっかけは、先日記事に上げた「人を動かす」を読んだからでした。
「人を動かす」に書かれている内容を実践している人間を知っていると思いました。
それが、この「ROOKIES」の主人公である川藤幸一でした。
そのため、今回は、「ROOKIES」全体の感想記事よりも、主人公川藤幸一の魅力を存分に書きたいと思います。
この記事を読めば、あなたも「ROOKIES」を読みたくなること間違いなしです!
ルーキーズは、単行本は全24巻、文庫本では全14巻になります。
なお、記事中に川藤先生のセリフを載せる場面がありますので、多少のネタバレはお許しください。
あらすじ

主人公川藤幸一は24歳の新米教師。
その川藤先生が赴任した学校、通称「ニコガク」の野球部は不良の集まりだった。
その不良たちと一緒に甲子園を目指すというストーリーです。
川藤先生は野球の素人で新米教師なルーキー、不良たちもほとんどの生徒は野球素人のルーキー。
そんなルーキーズたちが起こす奇跡の物語です。
2008年にドラマ化もされているほどの名作なので、知っている方も多いかもしれませんね。
感想

川藤先生の考え方が素晴らしいんです。
こんな熱血教師に出会えたら私の人生も変わっていたかもしれない。
そんなことを思うくらいに素晴らしい。
それに影響された不良たちの熱い気持ちに泣けてくる。
川藤先生に影響された不良たちの成長に感動します。
また、作者の森田まさのり先生のキレのあるギャグが笑えます。
試合の合間に挟まれるギャグ回の面白さは最高でした。
カーネギーの「人を動かす」で解説する川藤先生の魅力を紹介
カーネギーの「人を動かす」は、最初の出版が1936年であり、そこから世界中で読まれる不朽の名作です。
内容は、元祖自己啓発の本となっています。
そんな名作から、「ROOKIES」の主人公である川藤幸一を紐解きます。
人を動かすの目次はこのとおりになっています。
人を動かす三の原則
人に好かれる六つの原則
人を説得する十二の原則
人を変える九の原則
ここからさらに細かい内容がありますが、簡単に言うとこんな感じです。
では、さっそく解説を始めます。
川藤先生の魅力1 人の立場に身を置くとことができる
人の立場に身を置くとは、率直で、誠実な評価を与えることです。
川藤先生は、よく生徒の立場を考え、それが不良だからといった理由で偏見は持ちません。
しっかりとその「人」を見て判断するんです。
それを象徴するシーンがこちら。
川藤先生が野球部の更生のために、部室を掃除したり、野球をやる生徒を見つけることに成功しました。
それに納得がいかない野球部の新庄というキャラがいます。
その新庄は、野球をやると決めた生徒をボコボコにします。
さらに、やり返さない川藤先生のこともボコボコに…。
そんな生徒に対して言った言葉がこれです。
人に好かれたいなら人を好きになることだ。
やさしくされたいならやさしくしよう。
自分を信じでもらいたいなら人を信じよう。
殴りたいなら殴っていいぞ。
俺は……俺を信じてほしいからおまえを信じる。
そしておまえが俺を裏切らないことも知っている。
誰よりも友情の大切さを知っているおまえだからな。
普通に考えて、ここまでやった生徒はしかると思いますよね。
でも川藤先生は違うんです。
なぜ新庄はこんなことをしたのかをしっかりと考えました。
そのうえで、川藤先生が出した答えがこの言葉だったんです。
新庄の立場をしっかりと考えていることがよくわかります。
ちなみに、この新庄ですが、私は生徒の中で1番好きなキャラクターです。
この最初の川藤先生の言葉を聞いた新庄は、1番相手を思いやる心を持った人間に成長します。
新庄の成長を見たい方は、原作を読んでくださいね。
川藤先生の魅力2 笑顔を忘れない
川藤先生は笑顔が魅力的なんです。
選手たちがピンチになっても、川藤先生の大丈夫!!という声援と笑顔で立ち直ります。
この笑顔がルーキーズたちの成長につながっていきます。
川藤先生の魅力3 名前を覚える
相手の名前を覚えるということは、相手にとって最もうれしいことなんです。
川藤先生は、学校の全生徒の名前と顔を1週間で覚えようとしていました。
実際に、会ったこともなかった野球部の不良たちの名前もしっかりと覚えていました。
そんな名前に関するシーンがこちら
何で俺の名前知ってたんだよ。
フフ…もう全員の顔と名前が一致するぞ。
俺のこと理解してほしいからがんばって覚えたんだ
その人の目線で話せるように…。
つまらんことかもしれんが、そのためには名前ぐらい覚えとかんと失礼だろ。
なんかそれが第一歩のような気がしてな
し…失礼って誰に?……
おまえらにきまってるだろ!
川藤先生の魅力4 聞き手に回る
川藤先生の魅力はこれに尽きる。
とにかく生徒の話を真剣に聞いてあげるんです。
それが担当の生徒かどうかなんて気にしません。
どんな生徒にも手を差し出そうとするのが川藤先生です。
そんなシーンがこちら
生徒が相談に来てるんじゃないですか!
それを辻先生はテキトーに聞き流せるんですか!?
教師だって人間です。
そりゃ人に話しかけられることがわずらわしいと思うときだってあるでしょう。
気分がすぐれず誰とも会いたくないときだってあるでしょう。
でもそれを聞くのが我々の仕事じゃないですか……。
勉強教えるだけが教師じゃないはずだ!
中略
彼らには何が見えて、何を考え何を言おうとしているのか。
まず聞く耳を持ちましょう。
聞くことの大切さをしっかりとわかっている川藤先生です。
川藤先生の魅力5 心からほめる
川藤先生の魅力と言ったら、生徒たちをほめることです。
たいしたことでなくてもほめます。
1歩前に進んだことがわかればほめます。
試合中でもよく川藤先生がプレーをほめるシーンがたくさんあるんです。
野球がうまい人からしたら当たり前のプレーでもニコガクの生徒は野球素人なんです。
だからほめます。
川藤先生からしたら、1歩ずつうまくなっていく生徒たちが輝いているんでしょう。
そうやってほめられた生徒たちは気分を良くして、ドンドンと成長していきました。
こんなシーンを紹介します。
選手がフライを何とか捕球したシーンの後、野球経験者の教頭先生に言われます。
見たかキャリア不足はこういう所に出る。
で…でも今岡田捕りましたよ。
そりゃあれくらい捕ってもらわんと……。
前の試合じゃ捕れなかった……!
若菜然り、新庄然り……。
短いけれど、この三か月は確実な三か月だったんだ。
そして、これからの1分1秒が、まさに真実のキャリア。
うまくなりますよあいつらは。
どこまでも。
川藤先生の魅力6 激励する
これは、ほめることに似ているかもしれませんが、川藤先生の激励のタイミングが本当に上手なんです。
この川藤先生の元気つける言葉が何度ニコガクのピンチを救ったか、数えきれないほどです。
川藤先生の魅力7 自身の誤りを認める
川藤先生は、自身のやってしまったこ誤りを生徒たちにしっかりと説明します。
川藤先生は、ニコガクに来る前の学校である問題を起こしていました。
その問題を指摘された際に、しっかりと謝罪とこれからの自分について説明をします。
そうやって誠意を見せることで、生徒からの信頼を得ていました。
ちなみに、前の学校での問題も、川藤先生がよっぽど悪いことをしたというわけではありません。
それでも、そういった言い訳を一切せずに自分の誤りを認めていました。
川藤先生の魅力8 人の身になる
上記でさんざん説明してきたように、川藤先生は生徒のことを常に考えて行動しています。
象徴的なシーンとして、川藤先生は野球素人でした。
そんな彼ですが、バッティングセンターで特訓をするなどして、1か月も経たないうちにノックができるようになります。
こうやって、川藤先生は生徒たちのことを思って努力を欠かしません。
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まとめ
どうでしょうか。
名作「人を動かす」を通して川藤先生を見てみると、どれだけ川藤先生が魅力的かよくわかると思います。
「人を動かす」を読んでから「ROOKIES」を再読して川藤先生の魅力がよくわかりました。
最後に、漫画ルーキーズの川藤先生の夢を象徴するシーンを紹介して終わりにします。
先生ほんとにやめんのかよ。
んん?………まあな。リンゴ食うか?
教師が夢じゃなかったのかよ!?
いつも夢を持てって恥ずかしいぐれー俺たちに言ってんじゃんよ。
お前ならこのナイフどう使う?
え
そりゃーびろーーんと。ふはははびっくり日本新記録。
ふはははは驚いたか。
これが俺のナイフの使い方だ。
………物には何でも正しい使い方があるって言ったよな。
ん?ああ。
………こんな俺でも……使い道あるかな。
あるとも腐るほどあるよ。
へへ。
お 笑ったな。
はっはっ俺はおまえのそんな目が見たかったんだ。
俺の小さな夢が今ひとつ叶った。
です。
以 上
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