
今回の感想記事は、「映画クレヨンしんちゃんもののけニンジャ珍風伝」です。
クレヨンしんちゃん映画と同い年の私。
クレヨンしんちゃん映画と共に育ったと言っても過言ではない。
もちろん、クレヨンしんちゃん映画は全作見ている私が、今年の映画「もののけニンジャ珍風伝」はどういった作品だったのかを存分にしゃべり倒しました。
今回は、前半はこれから映画を見ようか迷っている方向けにネタバレなしです!
後半は、もう映画を見た方に向けて、ここが良かったよねと共感してもらいたい部分のネタバレあり感想です。
そのため、後半については、まだ映画を見てない方は見ちゃダメです!
映画館で「もののけニンジャ珍風伝」を見終わってから読んでください!!
一行感想でいうと、笑いあり、感動ありの家族愛がつまった素敵な作品となっていました。
家族みんなで見てもらいたい、そんな作品。
…私子供いないけど……。
他にも、クレヨンしんちゃん映画について知りたい方は、私のこの記事を参考にしてください。
【最新版】クレヨンしんちゃん映画 おすすめ 全30作品の見どころ紹介!!
あらすじ

ひろしとみさえのもとに「しんのすけ」が誕生して5年。
嵐のような平和な日々を過ごしていたが、
ある日、屁祖隠ちよめと名乗る女性が野原家を訪れる。
「私、しんのすけくんの本当の母親なんです」
傍らには5才の少年、名は珍蔵。
突然の事に戸惑いながらも、追い返すわけにもいかず、2人を泊めることに。
しかし、その夜、突如謎の忍者軍団が襲い掛かる!
ちよめはなんと、忍者の里を抜け出して追われていくくノ一だった!
そしてその息子として、しんのすけもさらわれてしまう…。
忍者の里には地球のエネルギー:ニントルを閉じ込める「地球のへそ」があり、
それを屁祖隠家は代々伝わる「もののけの術」を使って純金の栓で塞ぎ、守ってきたという。
もしも栓が抜けたらニントルが漏れ出し、
地球は枯れ、自転が止まり、世界の「明日」は失われてしまう!
屁祖隠しんのすけは、果たして地球の未来、家族の明日を守れるのか!?
公式サイト「臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK2022」より引用
ネタバレなし感想

こういうクレヨンしんちゃんが好きな人にはオススメできないかも
強いストーリー性を期待している人
今回の「もののけニンジャ珍風伝」は、例えば、昨年の「天かす学園」に比べるとストーリー性はそんなに強くありません。
そういう意味では、物語の起承転結は分かりやすかったですが、おぉー!!って思う展開はありませんでした。
言い方を変えると、本作「もののけニンジャ珍風伝」は子供向けの作品だと感じました。
大人の方で、普段クレヨンしんちゃんを見ていない方は退屈な部分が出るかもしれません。
ですが、小さい子はとっても楽しめると思います。
頭を空っぽにして見ていられる作品です!
スーパー5才児しんのすけを期待している人
しんのすけは、みんなが認めるスーパー5才児ですよね。
そんなしんのすけですが、「もののけニンジャ珍風伝」では普通の5才児です。
コミカルの際はスーパーなしんのすけでしたが、家族と離れ離れになったことへの寂しさ。
家族との再会などなど、普通の家族に会いたい寂しがりやな5才児の部分が強調されていた部分が目立ちました。
そのため、どんな困難な場面でも私たちに安心感を与えてくれるしんのすけは、今回はいません。
しんのすけが弱さを見せる部分が苦手な方には合わないかも…。
ただ、そのしんのすけの弱さを出すことで、感動は増しました!
「オトナ帝国やアッパレ戦国」ほどの感動を期待している人
「もののけニンジャ珍風伝」は、「30周年記念作品」として大々的に紹介されています。
しんのすけは本当の家族じゃない!?っていう部分も強調されていて、とっても泣ける作品を期待している人がいるかもしれません。
正直、私はそういった期待がありました。
ですが、クレヨンしんちゃん映画でとっても泣ける作品は何作かありますが、それほど感動する作品かと言われると、そこまでではなかったです。
かといって、全然感動しないということはなく、ホロリとくる部分が複数ありました。
こういうクレヨンしんちゃんが好きな人にはオススメ
野原一家の絆が好きな人
本作「もののけニンジャ珍風伝」は、何といっても「家族の絆」がテーマになっています。
野原一家から引き離されたしんのすけ視点と、しんのすけがいなくなった野原一家視点が絶妙なバランスを保っていました。
また、「もののけニンジャ珍風伝」は、野原一家と別に、映画オリジナルの「屁祖隠一家」との対比などもあって、余計に家族って素敵だなって思える作品でした。
そのため、野原一家が大好き!!って方は、「もののけニンジャ珍風伝」必見です!
昨年の「天かす学園」でほぼ出番がなかった分、「もののけニンジャ珍風伝」では、野原一家の素晴らしさが大爆発していた印象です。
しんのすけと劇場オリジナルキャラの絡みが多い作品が好きな人
しんのすけ側と野原一家側で分かれていたこともあって、しんのすけの映画オリジナルキャラとの絡みが多かった印象です。
特に、しんのすけの忍者の里での生活ぶりが面白かった。
忍者の里で大暴れするしんのすけと行動をともにする忍者の里の子「風子」ちゃんのコンビなんて最高でした。
また、野原一家側でも、しんのすけの代わりに、「珍蔵」くんが一緒に旅をすることになります。
この珍蔵くんは、5才児なのにとっても良い子!
しかも、忍法を使えて頼もしい。
その珍蔵くんを支える野原一家が素敵だった。
このしんのすけの日常と珍蔵くんの日常を逆転させたのは、物語として面白い展開につながったと思う。
随所で挟まれるキレのあるギャグが好きな人
今回の「もののけニンジャ珍風伝」のギャグ大好き!!
しんのすけのギャグのキレが良すぎません?
どうぶつの森やってるシーンは、隣に座っていた妻が爆笑してた。
特別出演していたハライチに対するマサオくんのキレのあるツッコミとかも最高!
詳しくはネタバレありで話します。
まだ見ていない人は、劇場へGO!!
クレしん映画のアクションが好きな人!
クレヨンしんちゃんの映画のアクションシーンが好き!って人いますよね?
私は大好きです。
クレヨンしんちゃんの映画って、大人が見ていてうなるアクションシーンが結構あるんですよね。
今回も、忍者がメインということだけあって、忍者の戦闘シーンがカッコよかったです!
特に、序盤の野原家の中でのアクションシーンのカッコよさはテンション上がった!!
「からくりサーカス」大好きな自分としては、操り人形を使っためちゃくちゃカッコいいアクションシーン見せられたらもうダメ!
どうしたってテンション上がっちゃう!!
他には、ナマケモノのおじいちゃんのアクションシーンもよかった。
クレヨンしんちゃんのアクションシーン好きな方必見!
ネタバレあり感想

ここからはネタバレありです。
まだ映画を見ていない方は気をつけてください。
ネ
タ
バ
レ
注
意
!
映
画
鑑
賞
後
に
楽
し
ん
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く
だ
さ
い
野原一家最高!ひろしとみさえって最高の両親!
「もののけニンジャ珍風伝」は、上でも話しているように家族愛がテーマなんです。
家族愛がたっぷり詰まっていました。
序盤でしんのすけが忍者の里に連れ去られ、しんのすけが忍者の里で過ごします。
昼間は元気なしんのすけですが、夜布団に入ると、やっぱり寂しいんですよね!
このしんのすけが寂しがるシーンが見ていてつらかった。
しんのすけもやっぱり5才児なんだなぁって思いました。
珍蔵くんも普段は1人でああやって寝ていたのかなって思うと、珍蔵くんも寂しかったんだろうなって感情移入しちゃいました。
他にも、電話越しで「父ちゃん!母ちゃん!」って呼びかけるシーンも好きなシーンです。
こういった積み重ねがあったからこそ、中盤の野原一家がそろうところの感動が倍増しました。
しんのすけがひろしとみさえの声を頼りにダッシュするシーンは必見ですよね!
逆の立場でも、ひろしとみさえはやっぱり素敵なお父さん・お母さんだと思いました。
みさえがひろしに、「しんのすけがゴリラになったらどうする?」って問いかけるシーン。
これって、みさえは、どういう意味で「どうする?」って言ったのか気になるんですよね。
私は、しんのすけとして見れる?血のつながっていないことが判明しているし、一緒に今までのように生活できる?って意味だと思っていました。
それ以上に、もっとたくさんの思いがこもった「どうする?」だったかもしれません。
ですが、そのあとのひろしが最高にカッコいいんですよね。
そのあとのひろしが「そうだなぁ。親子喧嘩したら負けちゃうな。」って当たり前のように言うんですよね。
しんのすけがゴリラになっても、ひろしとしんのすけの親子って関係は全く変わらないんだなって思いました。
これを当たり前のように即答できるひろしってカッコいいって泣きそうになった。
中盤での、しんのすけのパジャマ着たサルを抱きしめるひろしとみさえも素敵!
ひろしって本当にカッコいい!!
こんなお父さんになりたい!って思えるお父さん。
個人的に好きだなって思ったところが、しんのすけが「もののけの術」を使って出した動物が「シロ」だったのが凄い好き!
しんのすけシロ大好きなんだよな。
ギャグのキレがめちゃくちゃ良かった!笑える!
「もののけニンジャ珍風伝」ギャグのキレ最高でしたよね!
序盤の「もののけ」から「モノボケ」をやるしんのすけに最初の爆笑!
バナナ出してどうするのかと思ったらそう来るか!!って思えた。
他にも、珍蔵くんが自分を狼っていうシーンで、ひろしとみさえが「リスだろ」ってツッコんでるシーンも好き!
ちよめさんのニワトリに化けるのも、ばれないんかい!!ってなった。
ひまわりが出したイケメンも笑ったし、ひまわりは動物ですらないんかい!って思った。
上でも話したひろしとみさえがしんのすけのパジャマ着たサルを抱きしめているシーンは、感動していいのか笑えばいいのか分からなくなった。
まさに感情の迷子!
そのあと野原一家が全員集合して抱きしめ合ってるシーンで、サル!お前まで混ざるな!!ってなった。
まさに迷シーン!!
後半の博士はツボだった!!
「その服どこで売ってるの?」ってしんのすけの言葉にどう返すのかと思ったら
「ギャップで買った」って、
「GAP」か?
ここはダメだった。
めちゃくちゃ笑った。
「ギャップで買った」って言い方も最高なんですが。
「GAP」に売ってなかったぞ!!
カメラ向けられたときの「ギャランドゥ」って言ってんのかな?
その辺りもツボ。
私は、基本的にあの博士は全部ツボだった。
ちょいキャラのくせに、私の心に残りすぎる。
しんのすけと珍蔵くんが可愛い!!
「もののけニンジャ珍風伝」のしんのすけと珍蔵くんめちゃくちゃ可愛かったですよね。
しんのすけの赤ちゃんのときも可愛いし、ひろしとみさえがしんのすけって何度も名前を呼んで色々なしんのすけのシーンが流れるところありますけど、どのしんのすけも可愛かった。
しんのすけってめちゃくちゃ愛されてるんだよなぁ。
本当に素敵な家族だなぁってなった。
珍蔵くんも可愛い。
珍蔵くんがハンバーガー食べるシーンとか、珍蔵くんの頬が膨らんでるのが可愛い。
しんのすけが1番可愛いって思える映画は「もののけニンジャ珍風伝」だと思う。
クレしん映画をもっと知りたい方

クレしん映画をもっと知りたい方は、私のこの記事を参考にしてください。
この記事を読めば、次に見るクレしん映画に困りません!
【最新版】クレヨンしんちゃん映画 おすすめ 全30作品の見どころ紹介!!
まとめ

劇場30作品目!!記念すべき30作品目に相応しい作品でした。
クレヨンしんちゃんらしさがつまった映画!それが「もののけニンジャ珍風伝」!
まだ映画で見てない方は、劇場へGO!
もう見た方は、主題歌の「陽はまた昇るから」でも聴いて、余韻に浸りましょう。
この曲めちゃくちゃいい曲なんだよなぁ。
ここ数年のクレヨンしんちゃん映画の主題歌はどれも耳に残る曲で、ハズレがないどころか、全部大当たりなんです。
以 上
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