今回の感想記事は、マンガの完成度の高さはマンガ界の中でも1番!?の「からくりサーカス」。
「からくりサーカス」を読んで、私は本当に救われた。
物語に救われるって大げさなことを言いますが、本気で「からくりサーカス」は全員にオススメしたい。
泣きマンガ・燃えマンガ・伏線マンガのどれをとっても最高傑作。
二度とこんなマンガには出会えないんじゃないかなぁと感じてしまうほど。
柔らかい石(賢者の石)=「からくりサーカス」。
「からくりサーカス」は
こんな人に読んでほしい
とにかく感動して泣きたい方
迫力のあるアクションを楽しみたい方
広げた風呂敷を畳み切った圧倒的なストーリー構成に驚愕したい方
に特にオススメ!
今回の感想記事も、まだ「からくりサーカス」を読んだことのない方に向けてネタバレなし感想になります。
そのため、まだ「からくりサーカス」を読んだことのない人も安心してこの記事を読むことが可能ですよ~!
あらすじ

小学5年生の才賀勝は、ある日突然父親の莫大な遺産を相続することに。
愛人の子である勝一人が遺産を相続することに納得がいかない他の兄弟たちに命を狙われる勝。
勝が逃げる中で声をかけたのは、サーカスのチラシ配りをしているクマの着ぐるみの青年・加藤鳴海。
幼い子供が誘拐される姿を見て見ぬふりできない鳴海は、勝を助けるために謎の黒服と戦いながら、勝の目指すサーカスのテントにたどり着く。
勝は、母親が亡くなったことで実家に引き取られたのち、祖父から、自分の身に危険が迫ったら近くのサーカスにいる「しろがね」に助けを求めるように助言を受けていたことから、鳴海と一緒にサーカスのテントを目指す。
そこで出会った「しろがね」は、銀髪銀目の女性。
運命に導かれたように出会った鳴海・勝・しろがね。
3人の主人公たちの人生という名のサーカスの幕が開ける。
感想

「からくりサーカス」のテーマは「愛」と「笑顔」
私が「からくりサーカス」という作品を凄いと思うところは、「愛」と「笑顔」というテーマでここまで壮大な超熱血機巧活劇を描いたということ。
週刊連載の少年マンガで「からくりサーカス」を描き切ったのは本当に凄い。
「愛」と「笑顔」っていうと、少年マンガによくあるようなテーマだと感じる方は多いんじゃないでしょうか?
たしかに、ありふれたテーマですよね。
物語の根底には「愛」と「笑顔」が詰まってるんですけど、それをみんなが楽しめるように、壮大なストーリーや血沸き肉躍るスーパーアクションで包み込んでいるから凄すぎる!
私がここまで絶賛する理由は
最終巻の表紙、最終回の締め、最終回の後のカーテンコール…すべて見ればわかります。
伏線の張り方と、それの明かし方が凄い!?考え抜かれたストーリー構成に度肝抜かれた
「からくりサーカス」という作品は凄いところばかりですが、1番度肝抜かれたのは、間違いなく張り巡らされた伏線のたたみ方。
「からくりサーカス」の伏線がどれほど凄いのか確認する方法があります!
まず最初に、「からくりサーカス」を1度全部読んでみてください。
その後、もう一度1巻から3巻まで読み直してください。
衝撃を受けます。
1巻から3巻までのストーリーが物語の根幹になってたんですから。
普通、そんなマンガ中々ないですよ。
3巻の10円玉が最終巻の43巻に出てくるとは思いません。
また、なぜ愛人の子供の勝だけに遺産が相続されたのかなど、なぜという疑問が段々と明かされていく展開は本当に素晴らしいの一言。
藤田さんは連載前にどこまで考えて「からくりサーカス」の連載を開始したのか気になる。
ストーリー構成が見事なマンガを紹介してと言われたら、私は間違いなく「からくりサーカス」を推します!!
鳴海→勝→鳴海
鳴海→しろがね→鳴海
この矢印の意味を知ったとき、あなたは驚愕するでしょう。
泣ける名シーンの宝庫。泣きたい方は必見!!
先ほどまでは、伏線の張り方と解き明かし方の凄さを話していましたが、「からくりサーカス」はそれだけじゃありません!!
「からくりサーカス」の良さは、とにかく泣ける!
泣けるんです!
キャラの言葉の1つ1つ、感情の伝わってくる絵の迫力の凄さ。
すべてが私たち読者の涙腺を刺激してくるんですよ。
あの時のこのキャラのセリフが、後のこの瞬間に活きてくるのかって感動を何度したのか分からないのが「からくりサーカス」。
これは、物語の構成の上手さで泣かされているんでしょうね。
藤田さんが過去にキャラに言わせたセリフを覚えているのか、毎回自分でチェックしているのか分かりませんが、とにかくキャラのセリフ回しで泣かされるんです。
と、私がいくら泣けると語っていてもしょうがないですよね。
まずは、騙されたと思って「からくりサーカス」を3巻まで読んでほしい!
そこで、何も心動かされないのであれば、「からくりサーカス」は合わないかなぁ…。
ただ、3巻まで読んで面白いと感じたなら、あとは43巻まであっという間ですよ。
3巻の最後で心動かされない人はいないと思いますけどね。
それほど自信を持って3巻まで勧められる。
人生で大事なことを学べる!?数々の名言が心に響く!!
「からくりサーカス」を読んで人生で大事なことを学べる。
私は、「からくりサーカス」については、本気で人生の教科書になれる作品だと思ってます。
とにかくキャラのセリフが素晴らしい。
声に出して読みたくなるほどの名言が数多く出てくるんですよね。
この名言の豊富さは、他の作品と比べられない。
また、このセリフをこの場面でこのキャラに言わせるから最高!!
っていう場面が何度あったことか…。
ネタバレありの感想であれば、たくさん語れるのに…。
私は、「からくりサーカス」を読み返すたびに、生きる活力をもらいます。
それはなぜなんだろうなぁ。
藤田さんの言葉選びのセンスの良さなんだろうな!
小学生にオススメするなら「うしおととら」だけど、中学生以上には「からくりサーカス」を勧めたい。
数あるマンガの中でも、絵の迫力がトップクラス!
「からくりサーカス」の面白いところとして、テーマの良さ・ストーリー構成の見事さ・泣ける・名言の多さと紹介してきました。
それにあともう1つだけ言わせて!!
絵の迫力がとんでもなく凄いから。
表情の1つ1つが本当に魂こもってる。
セリフ選びの良さとこの表情が合わさると、何度見ても泣いてしまう…。
もちろん、表情だけじゃないんですよ。
アクションシーンの迫力ったらもう凄すぎるんです!
主人公の加藤鳴海は、中国拳法の使い手なんですけど、この鳴海のアクションシーンの迫力とカッコよさが大好き!
藤田さん自身が、中国拳法を習っていた経験があるからこその説得力のあるアクションシーンは必見です!
しつこく言いますが、「からくりサーカス」のアクションシーンは本当に必見!!
「からくりサーカス」以上にカッコいいアクションシーンは「無限の住人」くらいしか知らない。
「無限の住人」と「からくりサーカス」は別次元のカッコよさだから、マンガのアクションシーンを意識して見たことがない方がいたらぜひ「からくりサーカス」を読んでもらいたい。
度肝抜かれるぜ。
「からくりサーカス」をお得に読むなら?
「からくりサーカス」の巻数は
単行本43巻
ワイド版23巻
文庫版22巻
完全版26巻
と、どの形でも、紙で揃えるとなると保管スペースが必要です。
そのため、今からマンガをそろえるなら、電子書籍がオススメ。
私も、今ではほとんどのマンガは電子書籍で購入しています。
電子書籍と言っても、たくさんの電子書籍のサイトがあってどこで購入すればいいか悩みますよね。
私は、電子書籍は「楽天Kobo」を使っています。
「楽天Kobo」がどれだけお得なのかは、私のこの記事を参考にしてください。
【お得な話】電子書籍でマンガを買うなら「楽天Kobo」?私が「楽天Kobo」をお得だと思う理由。
また、人によっては、「楽天Kobo」以外にもオススメの電子書籍サイトがありますので、自分に合った電子書籍サイトを知りたい方は、私のこの記事を参考にしてみてもいいかも。
電子書籍でマンガを買うなら?「こち亀」全巻で比較してみた【電子書籍サイト比較】
まとめ
今回の感想記事は、マンガとして、物語としての完成度がめちゃくちゃ高い傑作「からくりサーカス」でした。
本当に泣けるし、心から熱くなれる数少ないマンガの1つ。
私は、学生時代に「からくりサーカス」に出会えて本当によかったと心の底から思っています。
最後に、「からくりサーカス」の数多くの名言の中でも私が1番心に残っていて、私が生きていくうえで常に意識しているこのセリフを紹介して終わります。
勝、おまえは笑ってろよ。
泣くコトがあってもいい、歯をくいしばるコトがあってもいいさ。
でも…それ以外の時は笑っていろよ。
何かあったら心で考えろ…今はどうするべきか…ってな。
そうして…笑うべきだと分かった時は…泣くべきじゃないぜ。
な、勝。
この鳴海のセリフは、私の心に一生残る。
まさに「からくりサーカス」のテーマがこの鳴海のセリフにつまってるんだよなぁ。
また、「からくりサーカス」以外でオススメのアクションマンガを探している方は、私のこの記事を参考にしてください。
人生で1度は読んでほしい!完結済みバトルマンガおすすめ!誰かにとっての№1バトルアクションマンガ20作品を一挙に紹介!【漫画感想】
以 上
コメント