【漫画感想】世界一優しい鬼退治!「鬼滅の刃」感想 テンポ良いストーリー構成に引き込まれる!!

漫画感想

 今回の感想記事は、空前絶後の大ヒット作品「鬼滅の刃」です。

 アニメ映画の興行成績が日本1位というとんでもない偉業を成し遂げた作品!!

 アニメ映画の時期は、コロナの巣ごもり需要もあって、マンガが品切れになるほどの社会現象に。

 そんな「鬼滅の刃」の感想記事になります。 

 「鬼滅の刃」は

こんなあなたにオススメ!

テンポの良いストーリーが好きな方

ホッコリしたい方

ブームに乗りたい方

 に特にオススメです。

 今回の感想も、ネタバレなし感想のため、まだ「鬼滅の刃」を見たことのない方でも、安心してこの記事を読めます!

 余談ですが、「鬼滅の刃」の作者さんは「スクライド」好き?

 この巻の表紙の構図は、まさにカズマと劉鳳をイメージする。 

 他にも、まさにピンチクラッシャーみたいな特徴の鬼が出てきますし、「スクライド」好きはそこが気にいるかも。

あらすじ

 大正時代。

 人々を喰らう鬼に家族を殺された主人公「炭治郎(たんじろう)」。

 唯一生き残った妹「 禰豆子(ねずこ)」は鬼にされてしまう。

 「禰豆子(ねずこ)」を人間に戻すため、自分と同じ目にあう人を増やさないため。

 主人公「炭治郎」は、鬼を倒す組織「鬼殺隊」に入隊し、鬼を倒すための戦いに挑む。

 果たして「炭治郎」は自分の家族の仇を取ることができるのか。

 果たして「禰豆子」を人間に戻すことができるのだろうか。

感想

ジャンプ漫画にしては珍しい!?物語のテンポがとっても速い

 「鬼滅の刃」は全23巻。

 ジャンプ漫画の中では綺麗に終わらせた作品なのは間違いないですね。

 「鬼滅の刃」は、読んでいて無駄が一切ないんです!

 そのため、テンポよくストーリーが進むため、ストーリーに飽きがきません。

 鬼との戦いも、ワンピースで例えるなら、アラバスタでクロコダイルを倒した後に四皇に戦いを挑むレベルです。 

 ドラゴンボールで言ったら、ピッコロを天下一武道会で倒した後に魔人ブウが出てくるレベル。

 「鬼滅の刃」には、鬼の強さランクとして、

 「普通の鬼」<「下弦の鬼」<「上弦の鬼」

 という強さランクがあります。

 このランク付けだと、主人公「炭治郎」が成長していき、段々と強いランクの鬼を倒していくのを想像しませんか?

 「鬼滅の刃」にはそんなセオリーはありません!

 「鬼滅の刃」は、全23巻中、8巻以降は最高ランクの「上弦の鬼」との戦いなんです。

 これはテンポが良い。

 もう1つ、鬼側に強さランクがあるなら、「鬼殺隊」にもランクはあるのか気になりますよね。

 しっかりあります。

 ちゃんと作中で階級分けされてるんですよね。

 階級は全10種類。

 その階級の上に、柱と呼ばれるトップの隊長クラスがあります。

 ですが、この階級、はっきり言って全く活用されていません。

 マンガにおいて、階級が上がるイベントはかなりワクワクするポイントだと思いますが、「鬼滅の刃」は無駄なシーンは作りません。

 階級イベントばっさりカットです。

 正直、私は、主人公「炭治郎」が最終的にどの階級だったのか知らない…。

 こういう点では、そういった戦闘以外の日常シーンをもうちょっと盛り込んでもよかったのかなと思います。

 「鬼殺隊」では下位の階級だった奴が、上位ランクの鬼を倒すシーンとかあれば熱い展開になったかも。

 そういったシーンを見ることで、キャラにもっと愛着が湧いたかも。

 あとで詳しく話しますが、正直言うと、味方サイドの「鬼殺隊」よりも、「上弦の鬼」たちの方にスポット当たってるよね。

 また、物語内に入れることができなかった細かい設定を単行本のおまけページで解説しているのを見ると、かなりストーリーを削って作っていたことが分かります。

「鬼滅の刃」の半分は優しさで作られています。

 「鬼滅の刃」の特徴は、何といっても主人公「炭治郎」の優しさです。

 作者自身が、単行本のカバー部分の作者コメントで毎回感謝を述べているくらいの人なので、作者さんが優しい性格なんでしょうね。

 「炭治郎」がどれだけ優しいのかというと、鬼であろうと、ただ滅するということはしません。

 人間が鬼に喰われて怒るシーンはよく見かけますが、最終的には鬼の気持ちに寄り添うんですよね。

 この主人公「炭治郎」の優しさが「鬼滅の刃」が人気のあるポイントの1つなのかもしれません。

 「鬼滅隊」のキャラが回想シーンでみる「炭治郎」の優しいシーンがちょっと癒されるんです。

 この辺りの「炭治郎」良い子エピソードはもっと欲しかったかも。

 日本での優しい鬼のストーリなんて、「泣いた赤鬼」と「鬼滅の刃」ぐらいなもんです。

 

 さらに、「鬼滅の刃」には、たくさんの兄弟(兄妹)・姉妹エピソードが散りばめられています。

 作者さんは、兄弟設定とか好きなのかな?ってくらい兄弟設定が出てくる。

 たくさんの兄弟(兄妹)・姉妹と「炭治郎」・「禰豆子」の兄妹の絆の対比などもあって、兄弟(兄妹)・姉妹のシーンはとっても印象深いですね。

あれっ?主人公サイドって鬼側だっけ?

 「鬼滅の刃」は、タイトルから分かるように、「鬼」を「滅」する話なんです!

 人を喰らう悪い鬼たちを、正義の味方である主人公が属する「鬼殺隊」が倒すという勧善懲悪をイメージする人がほとんどだと思います。

 内容のイメージとしては、それほど間違っておりません。

 ですが、「鬼滅の刃」の回想シーンなどは、鬼側の方が多い気がするし、間違いなく印象に残ってる。

 特に、「上弦の鬼」たちなんてキャラが濃すぎる。

 「鬼殺隊」のキャラを食ってるもん。

 物理的に食べるという意味ではなく、ストーリー上という意味ですよ。

 「上弦の鬼」が鬼になった経緯の方が、「鬼殺隊」のメンバーの回想よりも深く掘り下げられています。

 作者は、人を捨て異形のモノになっていく過程を表現したいのだと思っちゃうほど。

 「鬼殺隊」のメンバーも悪くないですが、どうしても「上弦の鬼」の方が印象に残ってしまう。

 さらに、「上弦の鬼」たちの圧倒的な強さもあいまって、基本は複数の「鬼殺隊」VS「上弦の鬼」の戦いなんです。

 そうなると、回想シーンや狂気っぷりもあいまって、「上弦の鬼」に愛着湧くんですよね。

 上で話したテンポの良さのせいで、「鬼殺隊」の「柱」のメンバーや、善逸たちのエピソードはかなり削った感じが目立ちます。

 そのせいで、「上弦の鬼」たちに物語が食われたんでしょうね。

 実際、私が1番好きなキャラは「上弦の参」「猗窩座(あかざ)」ですから。

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まとめ

 世界一優しい鬼退治マンガ「鬼滅の刃」。

 今回は、そんな「鬼滅の刃」の感想記事でした。

 「鬼滅の刃」は、読み終わったらネタバレありで語りたいシーンが多いので、人気がある理由も頷けます。

 今後も、アニメの続編が放送されているのが決まっているほどの人気作品のため、まだ見たことのない方でも遅くない。

 「鬼滅の刃」ブームに乗り遅れるな! 

 最後に、私が1番好きなセリフを紹介して終わりたいと思います。

 何をするにも初めはみんな赤ん坊だ

 周りから手助けされて覚えていくものだ

 他人と背比べをしてるんじゃない

 戦う相手はいつも自分自身だ

 重要なのは昨日の自分より強くなることだ

 それを十年二十年と続けていければ立派なものさ

 そして今度はお前が人を手助けしてやるんだ

 これが本当の強さだよね。

 以 上

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