
この記事は、僕のヒーローアカデミアワールドヒーローズミッションを観てきたレビューになります。
僕のヒーローアカデミアワールドヒーローズミッションをまだ観たことない方で観ようか悩んでいるあなたや、見終わって感想を共有したいあなたに読んでもらいたい記事です。
最初はネタバレなし感想になりますので、まだ映画を観ていないあなたはそこでいったん読むのをやめた方がいいと思います。
その後、ネタバレありの感想を書いていますので、まだ観ていない方はお気を付けください。
あらすじ
世界中の“個性”保持者の殲滅を目論む謎の組織・ヒューマライズ。彼らが各国に仕掛けた、“個性”を暴走させ崩壊に導く爆弾<個性因子誘発爆弾>から人々を救うため、世界選抜ヒーローチームが結成。
世界各国のプロヒーローと、ヒーロー事務所でインターン中だった雄英高校ヒーロー科が招集され、各地で爆弾の回収任務にあたっていた。
エンデヴァー事務所でインターン中のデク・爆豪・轟の3人も、日本から遠く離れた国<オセオン>で作戦行動中、ある事件に巻き込まれたデクがなんと全国指名手配…!事件をきっかけに出会った運び屋の少年・ロディとともに、オセオン警察、そして謎の敵からも命を狙われることに——
その影でひっそりと動き出す巨大な陰謀。
そのとき、ヒューマライズの指導者フレクト・ターンからの犯行声明が全世界に届く——
「タイムリミットは今から2時間」
世界中で発生するパニック、刻一刻と迫りくる滅亡の瞬間。ヒーローチームは絶体絶命の状況下で、危険を顧みずに各地の爆弾の回収に向かう——
公式サイト「2021「僕のヒーローアカデミアTHEMOVIE」製作委員会 堀越耕平/集英社」より引用
世界の、そしてヒーロー達の未来は、“彼ら”に託された。
ネタバレなし感想
まず最初に、私は僕のヒーローアカデミアが大好です!!
そんなヒロアカ好きの私ですが、正直なところ、前作の「ヒーローズライジング」がジャンプ映画史上最高の出来だと思っていたのでこれを超えるのは難しいかなと思っていました。
そんな私の不安を打ち消す最高の出来でした!!!!
もう面白すぎだよーー!!
1作目の「2人のヒーロー」ではオールマイトとデクの師弟コンビの活躍
2作目の「ヒーローズライジング」ではデクとかっちゃんのコンビを軸にA組全員が大活躍
3作目の本作「ワールドヒーローズミッション」では、デクと映画オリジナルキャラのロディメインの映画でした。
私は、3作品の中でどの作品が1番なんて話すつもりはありません。
そもそも、3作品ともそれぞれのコンセプトが違うので、優劣をつけることなんてできないですから。
3作品とも、原作者の「堀越耕平」先生が総監修しているんですけど、他の作品の原作者総監修作品に比べて面白いと感じるのはなぜなんでしょうか。
やはり、漫画家さんが描きたいストーリーとアニメ映画として決められた尺にそれを収めるというのは別問題だと思います。
普通だと、ジャンプ映画だと原作との違和感を感じることがほとんどなんですよね。
ですが、僕のヒーローアカデミアにはそれがないんですよね。
別の作品の話で申し訳ないですが、ジャンプ+で連載中の「推しの子」でも、原作者とそのメディア化に対する対立が描かれていました。
そこを読んだばかりなので、原作者とそれを表現する人たちとの相違を多少理解するようになりました。
ですが、僕のヒーローアカデミアではそういった相違点がないんですよね。
原作が好きな人たちが見て大満足するのがその証だと思います。
これは堀越先生の人が良いのかな?
アニメでこそできることや、アニメではできない表現をしっかりとアニメ側のスタッフさんと相談してるのがよくわかります!!
ジャンプ映画の作品の中でも、僕のヒーローアカデミアの作品は1番好きです。
本当に、映画ならではの作品に仕上がっています。
不満点
私に不満はありませんでしたが、観た人のレビューで低評価をしている人の感想を読んで思った不満点を挙げます。
前作に比べて色々なヒーローの活躍シーンが少ないこと。
これは、前作と本作では作品のコンセプトが違うのでしょうがないと思います。
ヒーローたちが世界中にバラけて作戦を遂行していますが、デク、かっちゃん、轟君以外のキャラにあまり見せ場がありません。
前作のようなA組の全員の活躍が見たい!!って方は不満に思うかもしれません。
敵キャラに魅力がない。
1作目の「ウォルフラム」
2作目の「ナイン」
に比べると、本作の「フレクト・ターン」の魅力が少なかった気はします。
本作の他の敵キャラもちょっと印象が薄かったっていうのはあります。
正直、弓を使う「べロス」がめちゃくちゃ好みだったので私はそれで満足だ……。

この不満点は、本作でやりたいことの主軸が敵の魅力ではないから問題ありません!!
……正直敵はめちゃくちゃ強かったです。
次の良かったを点を読んでもらえれば本作のコンセプトがわかります!!
良かった点
映画オリジナルキャラのロディが最高!!

最初は、悪い奴で本心をあまり見せないキャラでいいのか?とも思ったのですが、デクと2人で冒険を続けるにつれてだんだんと愛着が持てるキャラになりました。
ヒーローでもない普通の人間のロディは、どちらかと言えば私たちと同じ一般人。
そのロディがデクに影響されてカッコよくなっていくのは必見です。
また、ロディの心情が明かされていくにつれてロディの見方も変わると思うので、2回目も観にいきたくなるからずるいなって思いました。
ほかにも、ロディの声を演じている吉沢亮さんの演技が素晴らしかったです!!
声優さんと全く遜色がなくてビックリしました。
私自身はもういい大人ですが、大人だからこそロディの考え方がわかるような気がします。
デクたちのような立派なヒーローという夢に向かって頑張っているわけでもないロディが絶対に大好きになるのがこの作品!
個人的に、映画を観た後にロディの紹介文の最後を読むと泣けてくる。
さすがの「ボンズ」さんのアクションシーン
このアクションシーンがまた凄いのなんのって、百聞は一見にしかずです。
早く劇場で観てください!!
最初の方のロディのパルクールのシーンを見て、「ああ、この映画を劇場で観に来てよかった」って思いましたもん!!
その後のデクが黒鞭を使って架空の外国であるオセオンの街並みをスパイダーマンのごとく移動するシーンも必見です!!
スパイダーマンが大好きな私はこの辺りは興奮しっぱなしでしたー!!
途中のアクションシーンも終盤のアクションシーンもぶれることなく素晴らしかったです!!
デク、かっちゃん、轟君のオリジン組の成長!
デクのアクションシーンが、黒鞭を使えるようになったことでより立体的な動きが映えるようになりました。
かっちゃんについては、ヒーローとしての行動が身についてきましたし、何より頭いいんですよね。
終盤のサーペンターズとのバトルも最高でした!!
轟君についても、個性の「炎熱」を使えるようになりましたよね。
アニメ組がまだ見たことない必殺技をバシバシ使っていくので必見です。
原作組からしたら、アニメ映えするなー!!って思うはずですよ。
ネタバレあり感想

ここからはネタバレ満載でお話ししたいと思います。
まだ映画を観ていないあなた!!ここから下は映画を観てからにしてくださいね。
ネ
タ
バ
レ
注
意
映
画
鑑
賞
後
に
楽
し
ん
で
く
だ
さ
い
鑑賞して面白かったところ
上でも話したように、ロディがめちゃくちゃいいキャラしてるんですよ!!
ロディの個性を知った後に観るとまた変わるんだろうなって思いました。
ホテルでパソコンをいじっているシーンで、ロディのお父さんが命がけで解除キーを作ったって話がでましたよね。
そのとき、ピノだけ泣いてるんですよね。
最初は、ピノなんで泣いてるんだろうって思ってました。
最後まで見ると、くそー!!!!そういうことね。
泣けてくんだろ!!
これはずるいよー!!ずるい演出だよ!!
その個性を知った後に、ピノが解除キーを差し込んでたところもヤバかったですね。
涙があふれてきた…。
ロディ…お前は立派なヒーローだよ。
他にもロディの魅力はたっぷり話したいんですけど、終わらなくなるので止めておきます。
上では、他のヒーローがあまり出ていないと話しましたが、ちょっとだけでも、「マジェスティック」の動く姿を見ることができてよかったです!!
原作ではもう…。
他の映画だけのヒーローたちもみんな個性的で好きでした。
エンデヴァー事務所の「クレア」さんとそのサイドキックの「ムササビ」ちゃんめちゃくちゃ好きでした。
この2人は原作では出てなかったですよね?
もし出てたらすみません!!
あと個人的に気になったのが、エジプトチームのA組が信奉していた「サラーム」さんが気になった。
あの方メインの話を1度見たいのですが!!
みんなはなんであんなに信奉してたの?
どれだけカッコよかったのよサラームさんは!!
他に話したいこととしては、何といっても、オリジン3人組の活躍ですよね。
デクの逃走劇から、それを察して別行動を取る轟君とかっちゃんの絆が良かったですよね。
この3人、初期に比べて本当に成長しましたよねー。
中盤でデクとロディのピンチに駆けつける2人のカッコよさと作画の良さに泣いたのは私だけではないはず!!
上の不満点で話した敵キャラの魅力のなさですが、かっちゃんと戦った「サーペンターズ」と轟君が戦った「レヴィアタン」のバトルシーンカッコよかったですよね。
この2人の敵は、エンデヴァー事務所でインターンする前だったら勝てなかったでしょう。
何となく、かっちゃんが苦手な敵って、サーペンターズみたいな、素早くて遠近両方戦える敵だと思ったんですよね。
そのせいか、かっちゃんめちゃくちゃ苦戦してましたねー。
かっちゃんが1度腹を刺されたシーンを見て原作のあのシーンを思い出したのは私だけではないはず。
最後の上裸のかっちゃんは、カッコよかったです。
舞台挨拶でかっちゃんの声優さんが話していた「血が出てるのが美しい」ってやつが何となくわかる、そんなシーンでした。
轟君の方も、炎も氷も効かない接近戦が得意なキャラという轟君の苦手な敵でしたね。
これを打開するための轟君の工夫を見ることができてとっても興奮しました。
そう思った人はたくさんいるはず。
個人的に、どこのシーンか正確に思い出せないんですけど、轟君が氷で移動しているときに、目の部分の炎を手で拭う?シーンがあるんですけど、それがめちゃくちゃカッコよくて印象に残ってます。
最後はやっぱりデク!!
いやーデクは成長しましたよね!!
黒鞭での立体的な移動はスパイダーマンを彷彿とさせていました。
入場特典の冊子のインタビューで、作者の「堀越耕平」先生が答えていた好きな映画ベスト3に入っていた「スパイダーマン;ファーフロムホーム」に影響されたのかな?
ラストバトルの100%は最高でしたね。
ここぞとばかりの100%は毎回鳥肌が立ちます。
反射に限界点があると知った後の脳筋パンチの連打は、USJのオールマイトを思い出しました。
ヒーローはいつだって命がけパンチと名付けたゴムゴムのガトリングが良かった。
何で分身してるのかはあまりわかりませんでしたが、考えるな感じろってシーンなんでしょうね。
たぶん、反射される速度よりも、デクの動きの方が速いっていう表現なのかな?
入場者特典の冊子について
入場者特典の冊子、無事にもらうことができました。
特に、Q&Aのコーナーが面白かったです。
デクのTシャツについてのツッコミがついに入ったと思ってニヤニヤしました。
他には、個性なしで1番強い雄英生のあのキャラは納得しかない!!
個性なしでも十分強いことを原作でも証明済みですもんね。
雄英の先生で人気のある授業1位であのヒーロー出すのはずるいよね。
これは31巻を読んだ私たちの心を揺さぶってきました。
ヴィランっぽい見た目のヒーローランキング1位はまさかのあのキャラ!?
次回ランキング集計したら1位にはならないでしょう。
毎度恒例の書下ろしマンガもよかったです!!
エンデヴァー事務所楽しそうですね。
かっちゃんも人並みに緊張するんだねっていうのもちょっと親近感。
まとめ
1作目、2作目、3作目と毎度私たちファンの期待を超えてくれる僕のヒーローアカデミアの映画!!
まさに、作中でも言われている「プルスウルトラ!!」な内容となっております。
毎回劇場で観るべきな大興奮な内容となっていますので、まだ観ていないあなたは劇場に足を運んでみてください。
また、1度観た方ならわかると思いますが、絶対にもう1度観たくなりますよね。
ロディが本当にいいキャラしているので、私はその辺りを中心にもう1度観てみます。
また、舞台挨拶の中で、映画1作目のヒロインである「メリッサ」の写真が出てくる1シーンがあるとのことでした。
実は私はその1シーンわかっていませんでした……。
くそ!!どこにあったんだそんなシーンは!!
最後か?最初の方か??
次観るときは見逃さないぜ!
見つけることができなかった言い訳としては、メガネの度が弱くて細部の細かいところが見えなかっただけだと…。
以 上
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