【アニメ映画感想】空想という名のビッグバン!「グリッドマンユニバース」ファンが見たいものをこれでもかと詰め込んでくれた最高のアニメ映画の登場!!

アニメ感想

 今回の感想記事は、ファンの見たいものを全部詰め込んでくれた最高のアニメ映画「グリッドマンユニバース」!

 とにかく映画館で観ろ!クオリティだった。

 映画館の迫力のある画面、音響で観ることが必須な作品。

 「グリッドマンユニバース」は

こんなあなたは必見!

「電光超人グリッドマン」が好きな方

「グリッドマン」が好きな方

「ダイナゼノン」が好きな方

TRIGGER作品が好きな方

とにかく興奮したい方

 は必見!!

 また、「グリッドマン」と「ダイナゼノン」を見ていないけど観に行っても大丈夫?って疑問に思う方いるかもしれません。

 私としては、「グリッドマン」と「ダイナゼノン」は絶対に見るべき!!

 「グリッドマンユニバース」から入っても、結局は「グリッドマン」、「ダイナゼノン」って見ることになるだろうし。

 そのため、まだ「グリッドマン」を見たことがない方は、私のこの記事を参考にして見てください。

 【アニメ感想】魂を!世界を救え!「SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)」王道ヒーローアニメの大傑作!

 また、この感想記事は、前半は、映画未視聴方向けのネタバレなし感想。

 後半は、映画を見た方と共有したいネタバレあり感想になっています。

 そのため、まだ「グリッドマンユニバース」を見ていない方は、後半は映画視聴後にご覧ください。

あらすじ

公式サイト「円谷プロ 2023TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース製作委員会」より引用

 都立ツツジ台高校。

 放課後の教室で、響裕太は記憶の中にあるはずのグリッドマンをノートに何度も描いては消していた。

 かつてこの世界はひとりの少女によって作られ、壊された。

 その少女の心を救ったのは、異次元からやってきたハイパーエージェント・グリッドマンと、彼女が作った心を持った怪獣、そして裕太たちであった。

 2年生に進級し、六花と別のクラスになった裕太は告白を決意する。

 そんな平和になった世界で過ごす彼らの日常は、轟音と共に崩れ始めた。

 裕太に訪れる危機の最中、突如現れるグリッドマンは語りかける。

 「この世界のバランスが崩れようとしている」

 やがて真紅の強竜ダイナレックスや、グリッドマンの協力者である新世紀中学生、そして別世界の住人、麻中蓬たちも裕太の前に次々と現れる。

 六花への想いを秘めたまま、裕太の非日常が始まった。

公式サイト「円谷プロ 2023TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース製作委員会」より引用

ネタバレなし感想

公式サイト「円谷プロ 2023TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース製作委員会」より引用

そう!これこそがユニバース!!

 「グリッドマンユニバース」の一言感想は、アニメ映画の傑作がまた一つ登場した!

 「ダイナゼノン」の放送終了後に発表された「グリッドマン」と「ダイナゼノン」の融合。

 まだかまだかと首を長―くして待ち望んでいた「グリッドマンユニバース」。

 私が期待していた以上のことをやってくれた最高の映画でした。 

「グリッドマン」で描けなかった本物の裕太。

「ダイナゼノン」で残されていたあの謎たち。

 ほぼほぼ出尽くしたんじゃないでしょうか。

 あのキャラの絡みとか最高でしたし、高校生っぽさが残る「グリッドマン」メンバーに比べると大人な雰囲気の「ダイナゼノン」組の安心感が合わさって、とてつもない化学反応が生まれた。

 さらにさらに、これ以上はネタバレになるので言わない!

 絶対にネタバレなしで観に行ってほしい!!

 詳しくはネタバレありの方で話します。

 「グリッドマンユニバース」こそがアニメ映画のビックバン!!

TVアニメで明かされなかったものが判明してく爽快感!!

 先ほども少し話しましたが、TVアニメの方で明かされなかった設定がちゃーんと明かされるのにはびっくりしました!

 正直、映画の尺じゃ拾ってこないんだろうなぁって思っていた「ダイナゼノン」のあの辺りの謎は最高だった。

 これ約2時間の映画だよね?

 詰め込み具合は、アベンジャーズエンドゲームの充実感と変わらなかったぞ。

 つまり何が言いたいかっていうと、「グリッドマン」と「ダイナゼノン」のファンは絶対に映画館で観ろってこと!!

ダイナゼノンのラブコメ要素がグリッドマンにユニバース!!

 「グリッドマン」では、裕太はグリッドマンだったので進展しなかった裕太の恋心。

 新条アカネを好きになるはずの世界で、それでもなお六花を好きになっていた裕太。

 その裕太がどんな人物なのか?

 裕太のピュアな恋愛模様が良かったよね。

 六花に告白するために奮闘する裕太とお相手の六花に対し、恋愛面で一歩リードしている蓬と夢芽。

 蓬と夢芽のカップルが最高だったー!!

 果たして裕太の告白は成功するのか?というのが「グリッドマンユニバース」のメインテーマの一つと言っても過言ではない。

 「ダイナゼノン」のラブコメ要素が良かったよって人は、「グリッドマンユニバース」を映画館で観るべき。

ネタバレあり感想

公式サイト「円谷プロ 2023TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース製作委員会」より引用

あのキャラにあのキャラ!?ファンが見たかったものを100%の形で出してくれた!!

 「グリッドマンユニバース」の感想で、多くの方が挙げるのが、これでもかというほど盛り込んできてくれたキャラたちと合体シーンの連続ですよね。

 特に、裕太のアクセスフラッからの暗転後の展開は最高の連続だった。

 この辺りから興奮がマックスになっていって、まだ詰めるのかっていうのが3回ぐらいあった。

 アカネちゃんの登場が良かったし、目だけ実写とかいう中途半端なことをやらないで、しっかりと実写部分を出してくれたのが個人的に嬉しかった。

 しかも、アカネちゃんのインスタンス・ドミネーション!で熱くなっちまう!!

 ドミネーションする相手がまさかのアレクシスなんだもん。

 前作のラスボスに利用されたヒロインが、ラスボスと手を組んで主人公たちを助けに来るって展開……最高過ぎませんか…。

 これだけでお腹いっぱいでしたよ。

 もうお腹いっぱいだったのに、これで勝ったと思ったのに。

 まだピンチになるのか…だったら、あいつらが来るよな!って期待していたら、やっぱり来た!

 ダイナゼノンー!!

 しかも、ダイナゼノンたちを呼び寄せるのが、アレクシスのインスタンス・アブリアクションなんだから!!

 怪獣を生み出していたアレクシスの能力でヒーローたちを登場させるなんて。

 興奮し過ぎて頭おかしくなるよ。

 と思ったら、ここからが本番でしょ?

 アカネちゃんとアレクシスの登場が前菜レベルなんだもん。

 ダイナゼノンに全員搭乗からのちせの言葉からの

 バトルゴー!!!

 からのインパーフェクト。

 嘘だろ。

 お腹いっぱいだって言ってんじゃん。

 涙が止まらんよ。

 でもメインディッシュにはまだ早かった。

 ダイナゼノンとグリッドマンの見たかった合体とインパーフェクトからのUNIONのメドレー。

 止めてーーー!もう私の興奮はマックスだって言ったでしょう!!

 グリッドナイトは新世紀中学生と合体するし、なんだよこれ…。

 劇場版2本分くらいのクライマックスを1作品でやっちまったよ。

 と思っていて、よっしゃー倒したーー!!

 「グリッドマンユニバース」完!

 って思ったら、えっ!?まだ終わってないの?

 ラストバトルはここからだったの?

 自分の弱さを肯定して、友達がいるから、周りに助けられているから頑張れる発言するヒーローなんて、エモさしかないじゃん。

 「僕のヒーローアカデミア」大好き人間からしたら、最高じゃん。

 と、これ以上ないくらい感動と興奮のしっぱなしの怒涛のラストバトルだった。

 個人的には、アレクシスの「せっかく合体したんだから」は色々な意味で最高だったよね。

TVアニメのその後の補完が100満点にさらに点数あげたいくらい!

 TVアニメのその後と言えば、メインどころでは、裕太の恋の行方でしたよね。

 私はその裕太と六花の恋の行方以外の部分でよかった点を話していきたいと思います。

 1つ目

 新条アカネのその後

 アカネちゃんの登場に大興奮。

 ユニオンのPVで現実世界に友達がいたアカネちゃんでした。

 それでも、自分の思い通りになるような世界を作ってそこに引きこもっていたくらいだから、実はいじめられていたりしていたのかなどを心配していた私でしたが。

 杞憂!全くの杞憂!!

 現実世界のアカネちゃんは、川の掃除を一緒にしてくれる友達がちゃんといた!!

 でも、友達が手を振って近づいてきたときに、ちょびっとぎこちなさというか、人付き合いが上手くいかない雰囲気をまとっていたので、アカネちゃんは現実世界で頑張ってるんだなぁって、謎の保護者目線に。

 また、アカネちゃん周りで言ったら、もちろんアンチとの別れのシーンが最高だった。

 「グリッドマン」で、アカネちゃんがアンチを作った理由として、一緒に朝ごはんを食べてくれる怪獣がほしかったという発言をしていました。

 私は、それはアカネちゃんの本心だったんじゃないかと思います。

 自分の作った世界でも思い通りにいかない、思い通りにならない不自由さを、現実が恋しかったのではないかと。

 それでも、現実に戻りたくない気持ちもあって、心がぐちゃぐちゃだったときに作ったのがアンチ。

 本来なら心を持たないはずのアカネちゃんが生み出した怪獣たち。

 その中でも、心を持って生まれたアンチ。

 まさに、自分の世界のアンチテーゼを自分で作っていたのではないかと。

 その考えは、「ダイナゼノン」と「グリッドマンユニバース」を見てさらに深まりました。

 「ダイナゼノン」では、怪獣優生思想のラスボスであるシズムくんが言ってました。

 怪獣を使って自分の思い通りな世界を作って本当の自由を手に入れる

 と、実は、シズムくんの考えていることって、「グリッドマン」でアカネちゃんがやっていたことですよね。

 そして、そのシズムくんの問いに対する答えとして、蓬が言っていた

 自由を失うんじゃない。

 かけがえのない不自由を手に入れていくんだ

 ってセリフ。

 これこそが、「グリッドマン」のアカネちゃんに対するアンサーなんだと思う。

 アカネちゃんは、そんなかけがえのない不自由を手に入れたいと心の中では思っていた。

 だからこそ、自分の思い通りにいかず、自ら考えて動ける心を持った怪獣・アンチを生み出した。

 実際に、「グリッドマン」の最終回でも怪獣となったアカネちゃんを助けたのはアンチくんでしたよね。

 このエモさ100%の2人が最後に会話するのは涙腺が極まりました…。

 しかも、ナイトくんの姿として、普段は、青色の右目だけを出していたのを、ちゃんと怪獣の目の方も出してお礼を言うナイトくんとアカネちゃんのシーンだけでも見たかったことをやってくれたなTRIGGER!!

 さらに良かったのが、アカネちゃんと六花が会話をしないのが良かった。

 「グリッドマン」最終回の六花の願いを忠実にかなえようとするアカネちゃんにグッと引き込まれたし、最後に六花の肩に指をチョンチョン近づけるしぐさ。

 その後のあたかもアカネちゃんの手を握っているかのようなしぐさをしている六花の手のアップ!

 またもやってくれたなTRIGGER!!

 アカネちゃん以外だと、ダイナゼノン側ではガウマとちせ!

 ガウマは、何といっても、姫様との再会。

 まさか、姫様と再開させるとは思ってませんでした。

 しかも、北海道フェアの物産展で再開するとは思わなかったよ。

 「ダイナゼノン」でガウマがカニばっかり食べていたのは偶然じゃなかった。

 姫様との再開、姫様との別れと、姫様からの言葉で、ガウマという過去を捨てて、新世紀中学生レックスとして新たな人生を歩むことを決めたガウマ改めレックスの補完は良かったです。

 「ダイナゼノン」ではその辺りが消化しきれていませんでしたからね。

 もう1つ良かったなって思ったのが、ちせの補完でした。

 「ダイナゼノン」では、ちせを救ったのって、ガウマ隊のメンバーじゃなかったですよね。

 ちせを救ったのは、ちせの心から生まれた怪獣であるゴルドバーンです。

 「ダイナゼノン」でのちせとゴルドバーンの絆の深さも良かったですが、「グリッドマンユニバース」では、ちせとグリッドマン同盟の絡みが素晴らしかった。

 「ダイナゼノン」のラストでボディペイントを隠すことを止めたちせ。

 これは、ゴルドバーンとの出会いがきっかけでした。

 そして「グリッドマンユニバース」では、もちろんちせはボディペイントを隠していません。

 中学時代は、そのボディペイントという周りの中学生と違うという疎外感から不登校になっていたちせ。

 そんなちせが、裕太たちの学園祭の準備のために学校に出没して学園生活を送る。

 素敵やん。

 と思っていたら、六花がちせのボディペイントを褒めるシーンがあるんですよね。

 さらっと一言だけでしたが、私はこのシーンに救われました。

 「ダイナゼノン」の本編では見られなかった、ちせの個性が他人に認められた瞬間だったと思います。

 グリッドマンの絵がめちゃくちゃうまくて鼻高々なちせと続いて好きな日常シーンの1つでした。

 しかも、ちせのゴルドバーン仕様のボディペイントをアカネちゃんがゴルドバーンの新形態に採用したのは良かったし。

 他にも、まだまだ細かいところで大好きなシーンが山ほどありました。

 あまり、話すと長くなるので、これくらいにしておきます。

蓬の主人公感が半端なくカッコよすぎるーー!!

 話すと長くなると言っておいてなんですが、「グリッドマンユニバース」の蓬カッコよすぎません?

 ある意味1番美味しいポジションだった気がする。

 恋愛面では、裕太よりも一歩上を行っていて余裕があったり、中盤に「ダイナゼノン」のキャラが消えても消えなかった蓬。

 蓬が消えなかった意味。

 蓬にしかできないこと。

 しっかりと表現されていましたね。

 六花たち大ピンチ。

 ナイトくんも戦えないし、もう逃げきれない、どうする!?

 ってなったあのシーン。

 誰もが期待していた蓬のインスタンス・ドミネーション!!

 これは、心の中で叫びましたーーー。

 しっかり怪獣を操ってましたね。

 元々、「ダイナゼノン」のラストで、怪獣優生思想全員で操っていた怪獣を操ったほどの力量を持っている蓬ならやってくれると信じていました。

 また、「ダイナゼノン」ではちゃんとお別れができなかったガウマとの再会もエモかったです。

 TVシリーズの時から泣き虫だった蓬でしたが、「グリッドマンユニバース」でも泣き虫は相変わらずでした。

 でも、蓬が泣くのもしょうがない。

 ガウマとの再会、あのとき話せなかったこと。

 この辺りの補完もやってくれたのは嬉しいところ

 またまたやってくれたなTRIGGER!!

 さらに、「グリッドマンユニバース」を見て思ったのは、蓬って実はすごい存在なんじゃないか?ってこと。

 アカネちゃんのところでも触れていましたけど、蓬はアカネちゃんのような存在になれる可能性を秘めているキャラなんですよね。

 それでも、蓬にはガウマがいて、夢芽たちと出会ってかけがえのない不自由を選んだ経緯がある。

 前作のボスと同じ力量を持っているけど、それを正義のために使う続編主人公って設定カッコよすぎません!?

 ちょっと話がそれますが、「ダイナゼノン」の10話で、蓬1人だけ過去に囚われなかったところや、その後、夢芽たちの過去に干渉していくシーン。

 その蓬の干渉するシーンが、「グリッドマンユニバース」のグリッドマンの世界に干渉しようとしていたアンチくんに似てませんでした?

 アンチくんは、裕太の心が世界の異変を察したことで干渉することに成功しましたよね。

 でも、「ダイナゼノン」の10話の蓬は、ダイナレックスを持っていたとはいえ、自力で相手の世界に介入してました!

 これって凄いことなんだなって「グリッドマンユニバース」を見て気が付きました。

 ダイナレックスのおかげだったのかもしれませんが。

 また、グリッドマンのカオスな世界に、裕太以外で唯一違和感を持っていましたし。

原点の「電光超人グリッドマン」を大事にしているのが伝わる伝わる!!

 最初に言わせてもらうと、私自身は、「電光超人グリッドマン」は見ていません!

 ただ、「グリッドマン」が始まった後に、Youtubeなどで「電光超人グリッドマン」の情報はかなり仕入れていたので、何となくストーリーなどは理解しています。

 そのうえで、裕太をジャンクまで連れていくバイクの人、アカネちゃんの世界の捨てられていた古いパソコン。

 グリッドマンたちと別れる際の小高い丘。

 エンディングのスタッフロールの最後が「電光超人グリッドマン」のEDのインストゥルメンタルだった瞬間に涙が溢れてきた…。

まとめ

公式サイト「円谷プロ 2023TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース製作委員会」より引用

 今までの人生で見てきたアニメ映画の中でも上位にランクインすること間違いなしの「グリッドマンユニバース」。

 「電光超人グリッドマン」、「グリッドマン」、「ダイナゼノン」、全てをミックスした上で、ファンが見たかったものをこれでもかと約2時間で見せてくれた。

 TRIGGERという製作会社は、アニメが本当に大好きな集まりだっていうのが心から伝わってくる。

 虚構を信じることができる唯一の存在が私たち人間。

 そんな虚構が人の魂を救うことができると本気で信じてると思っている人たちの集まりがTRIGGERってイメージ。

 以 上

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